ヴォルカニック(Volcanic)とは、火山を意味しています。今回は、Daigoさんもオススメしているスペインのランサローテ島といいう火山島でできる珍しい特殊なワインをご紹介します。
DaiGoさんが紹介してすぐ、このワイン赤白ロゼ全てがアマゾンで売り上げNO1になったとか…?
このランサローテ島の風景を見ると、まるで火星の様。1730年からの噴火によって、島のほとんどの土地が溶岩、火山岩、火山灰で構成されています。雨はほぼ降らず、100km先のサハラ砂漠から45℃にもなるという熱風が吹く超乾燥地帯。そのため緑も少なく、芋類などを除いては、他の植物はなかなか育たない土壌です。
こんな土地で素晴らしいワインができるのです。
ご存じの方も多いと思いますが、ぶどうは、栄養の豊富な土地よりも、痩せて栄養分が少ない厳しい土地がワイン造りに適していると言われています。
このような厳しい環境で、ブドウの木は地中数メートルの奥深くまで根を伸ばし、地中に根をしっかりと張り巡らせることで、地中にあるミネラルなど栄養を吸収し、ブドウの実に送ります。トマトなどの野菜も同様の方法で栽培すると糖度が増し、美味しい果実が収穫されると言われています。
ヴォルカニックワイン 「火山島 ランサローテ島」のワイン
ランサローテ島は、アフリカ大陸のモロッコから100kmの沖合に位置する7つの島からなるスペイン領のカナリア諸島の1つです。
この火山島では、独特のぶどうの栽培方法があります。オヨス(Hoyos)と呼ばれる方法です。
まず、クレーター状に大きな穴を掘り、ぶどうの木が植えられます。この穴は、大きなもので直径4m深さ2mにもなります。これらの穴を火山岩の石垣で囲むことで、サハラ砂漠から吹き付ける45℃の熱風からぶどうを守るように工夫されています。クレーターの中には1本のブドウの苗木しか育てられません。
機械が入らないため、1ヘクタール当たりの植樹率は200本前後。他のブドウ産地では考えられない効率の悪さです。
フランスワインの世界では「テロワール」という言葉がありますが、このような土壌の特性を生かして造られたブドウからは、非常に個性豊かなワインが生まれます。
土壌、地形、気候、日照条件など、ブドウが育つ自然の環境要因が色々とある中で、このような土壌の特性が強く出たワインなどを飲んでみるのもワインの楽しみ方の1つだと思います。
是非、この島に行ってみたいです♪
ボデガス・ロス・ベルメホス/ Bodegas los Bermejos
Bodegasとはスペイン語でワイナリーの意味。ランサローテ島の中でも、最高級の品質のワインを製造している「ベルメホス」ワイナリーです。島の中心部の火山地帯に2万ヘクタールもの広さのブドウ畑を所有しています。
ベルメホス・マルバシア・ヴォルカニカ/ Bermejos Marvasia Volcanica 【白ワイン】参考価格:4000円
白ワインに使われるブドウ品種は、この島のみの固有品種マルバシア・ボルカニカ。強いミネラルを持つ硬質な味わいは、まさしくスペインでもトップクラスのクオリティ。
ベルメホス・リスタン・ロサード Bermejos Rosado Listan Negro【ロゼワイン】参考価格:4000円
ぶどうの品種は、カナリア諸島のみで栽培されているリスタン・ネグロ種。ブドウの香りが際立っていて、辛口でキレが良く、フレッシュな味わいを楽しめます。
ベルメホス・リスタン・ネグロ / Bermejos Listan Negro【赤ワイン】参考価格:4000円
ぶどうの品種は、カナリア諸島のみで栽培されているリスタン・ネグロ種。
DaiGoさんは、これをキンキンに冷やして飲むと美味しいとオススメしています。
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