ご存じアマローネは、収穫したぶどうを陰干しし、干しぶどうにしてから発酵させるという方法でつくらられます。これにより、凝縮感のある芳醇な味となるわけですが、手間のかかる方法ですので、それなりに高級なお値段となっております。
ところがっ!!チリのコキンボ地方やでもアマローネ製法を用いた芳醇なワインが作られており、価格はアマローネの半額以下で買えます。
この記事では、チリ北部の僻地でつくられる、オリジナルな『アマローネ』製法のワインをご紹介いたします。
この価格でこの味わいは他にはありません。是非、飲んでみて下さい♪
ヴィーニャ・ファレルニア Viña Falernia
ヴィーニャ・ファレルニアというワイナリーは、チリ北部の僻地にあり、この地域は非常に乾燥している地域です。ここでは、葡萄の枝に実を残して、乾いた強い風にさらして乾燥させるという、オリジナルな『アマローネ』スタイルを採用しています。
エルキ ヴァレーの開拓者
「エルキ ヴァレー(Elqui Valley)」は、チリの北で首都サンチャゴから500km以上離れており、かつてはこの土地で、ワイン造りをしている生産者はいませんでした。チリワインの産地の中心は、サンディアゴから南に集中していますが、ヴィーニャ・ファレルニアは、いわゆるド田舎の荒れ地を開拓したわけです。
エルキ渓谷の土壌は、さまざまな種類の母岩が共存する非常に複雑な地質帯に属しており、海岸地域の低い段丘から急速に高さを上げ、海の影響を強く受けて谷に入り、アンデス山脈の高い峰に到達するまで、非常に多様性のある気候の地。
海と山がこの独特の渓谷の気候を形成しているこの地は、結果として、ブドウの栽培とワインの生産にワイン造りには最適であったということです。
ワイナリーの誕生
ワイナリーは 2004 年に建設され、上質なワインを生産するための技術を備えています。発酵プロセスに理想的な自動温度制御付きのステンレス鋼製バットがあり、容量は 15,000 ~ 30,000 の間の変化に対応可能です。
赤ぶどうの発酵には、伝統的な「ピサージュ」法をシミュレートする油圧ピストンを備えたタンクがあり、ポンプオーバーを自動的に調整可能。アメリカンオークとフレンチオークの樽に加えて、安定化のための冷却システムがあり、毎時5,000本の自動瓶詰めラインも完成しています。
葡萄の枝に実を残して、乾いた強い風にさらして乾燥させるという、この土地オリジナルの『アマローネ』スタイルを採用しています。
葡萄を葉のない状態にして、枝に葡萄の房を残しておき、通常より1ヶ月半ほど遅らせて収穫します。乾燥していて気温が低く、毎日、強い風が吹いているため、葡萄は次第に乾燥し、少し触れるだけでぽろぽろと落ちる状態になり、収穫するという方法です。
ヴィーニャ・ファレルニア・カルムネール・レゼルバ
●収穫方法:100%手摘み
●テイスティング ノート:
明るく深い色、香りが強く、非常に果実味豊かで、バニラとホワイト チョコレートのノートがあります。ワインは滑らかで上質なボディ。
●ペアリング:
ロース肉、豚ロース肉、肉ベースのソースのパスタ、スパイシーな料理との相性が抜群。18℃程度がおすすめ。
●参考価格1900円
ドナ・マリア カベルネ・ソーヴィニヨン
●収穫方法:100%手摘み
●テイスティング ノート: 赤い果実の豊かな凝縮感と黒胡椒のアロマ。程よいボディと柔らかなタンニンが口に広がります。
●ペアリング:
肉料理全般がオススメ!また、熟成チーズやハード チーズとの相性も抜群。18℃程度がおすすめ。
●参考価格1700円
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