メンタリストDaiGoさんは、ロマネコンティなどの高級ワインを頻繁に飲んでいるようです。多くの人が一生飲めない人と言われているような200万円-400万円とかのワインを惜しげもなく抜栓しています。
羨ましいですね♪
この記事では、ワイン好きなら誰もが憧れる「超高級ワイン」をご紹介します。
自慢になりますが、おっさんもこの超高級なロマネコンティを飲んだことがあります。
ロマネコンティ(Romanée-conti)の魅力は? ~DaiGoさん愛飲銘柄~
このワインは、全てにおいて完璧とされる世界一高価で最高傑作の「幻のワイン」として神格化されています。価格は、安くても100万円を下ることはないと言われており、お金があって買いたいと思っても、手に入れるのが困難であるほどです。その価格と稀少性の高さから、「飲むよりも語られる事の方が多いワイン」として知られています。
ロマネコンティはなぜ高い?
ワイン名「ロマネコンティ」とは畑の名前です。この畑は、「DRC社」が単独で所有しています。(ブルゴーニュ地方では、1つの畑を生産者が分割所有していることが多い)
例えば、有名な白ワインの特級畑「モンラッシェ」などは、数社で分割所有しています。
したがって、ロマネコンティというワインを作れるのは、「DRC社のみ」なのです。
この畑は、わずか1.8ヘクタール(東京ドームの半分以下!)の小さな畑で、過酷な競争の中で厳選されたぶどうのみが「ロマネコンティのぶどう」として生き残るのです。
このため、年間の生産数量は、5,000-6,000本のみとなっています。その質の高さと希少性が、ロマネコンティの価格を上げているとも考えられます。
ロマネコンティ以外のDRC社のグランクリュ ~DaiGoさん愛飲銘柄~
DRC社は、ロマネコンティを含めて8つの特級畑(グランクリュ)を所有、または賃貸してワイン造りを行っています。
ブルゴーニュ地方では、畑が細分化されて所有されているボルドーと比べても、更に細かくアペラシオン*が分類されています。アペラシオンのワイン格付け制度はピラミッド型の構造になっており、順に格付けがあがっていく仕組です。
【特級(グラン・クリュ)】: ロマネ・コンティ グラン・クリュ
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【1級(プルミエ・クリュ)】: ロマネ・コンティ プルミエ・クリュ
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【村名】: ヴォーヌ・ロマネ、ジュヴレ・シャンベルタンなどなど
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【地方名】: ブルゴーニュ など
フランスにはAppellation d’Origine Controlee (A.O.C.原産地統制呼称)という法律があります。これは優れた農産物や酪農品などを国が保証するための認証制度で、ブランデーやラム酒、チーズやバター、野菜、果物などが認定されています。世界大戦や世界恐慌などの影響で「ニセもの」や「産地偽装」などの不正が横行したことから、1935年に制定されています。A.O.C.は産地のブランドを守るための法的規制でもあるのです。
例えば、シャンパーニュ地方で穫れたブドウを用い、シャンパーニュ地方で生産されたものしか「シャンパーニュ」を名乗ることはできません。
最も格下のアペラシオンは地域名のブルゴーニュ、一つ上の格付けは、ヴォーヌ・ロマネ、ジュヴレ・シャンベルタンなどの村の名前、その上がプルミエ・クリュの畑の名前、最上位の格付けは、ロマネ・コンティなど限られた特級畑のグラン・クリュです。
ラターシュ La Tache
このワインは、ヴィンテージによっては、ロマネコンティを上回る価格になります。ここの畑もDRC単独所有で広さは6ヘクタール強。
DRCが所有する畑のなかでは比較的面積が広く、丘陵の上部の畑では濃厚な葡萄が収穫されるのに対し、下部では繊細な風味をもった葡萄が収穫される傾向があります。
特色の異なる葡萄をブレンドすることで、複雑なアロマをもつ力強いワインが生み出されます。
リシュルーブル RICHEBOURG
ロマネコンティに隣接する畑。斜面は東向きで、30cm以下といわれるわずかな表土の上で、ブドウの根が基盤層の深くまで這っている環境で育ちます。
複雑な環境要因が「深い味わい」が生まれる原点となっており、熟成を経ていくことで優雅さがどんどん引き出されていくワインです。
ロマネサンヴィヴァン Romanee St.Vivant
【DaiGoさんの評価】どちらかというと、ロマネコンティよりこちらの方がおいしい。
ヴェーヌロマネ村で最古の畑。「ロマネ・サン・ヴィヴァン」は、コート・ド・ニュイの中心に位置し、DRCはこの半分以上(5.28ha)を所有しています。
ロマネ・コンティのまわりにある特級畑の中でも熟成が早いといわれますが、繊細な香り、味わいで、バランスが良く上品な口当たりが特徴です。
グランエシェゾー GRANDS ECHEZEAUX
ヴォーヌ・ロマネ村の東隣にフラジェ・エシェゾー村はあります。この畑を所有する代表的な生産者はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社。
一般的にエシェゾーよりも上質で複雑なワインが造られると言われています。生産者が少なくて、土地の面積がエシェゾーよりは狭いために品質が安定しており、標高250mの緩やかな勾配の斜面にあり均質な土壌を持っているため、ばらつきが少ないとも言われています。表面の土壌は薄く、水はけの良い粘土層で酸化鉄を多く含んでいるのが特徴。
エシェゾー ECHEZEAUX
特級畑エシェゾーは、「集落」という意味を持った大きな畑です。日照条件も水はけも抜群に良く、周囲の畑が渓谷の影で陰る時間帯でも日差しが当たり、雨が降っても数時間後には土地は乾燥します。
グランエシェゾーに比べエシェゾーは軽やかで構成の緩いワインとなりがちですが、男性的でありながら、エレガントでなワインを生み出します。
コルトン CORTON
DRC自身が畑を所有するのではなく、賃借してワインを造るという新しい形。
ブルゴーニュ地方のコート・ド・ボーヌの入り口に、コルトンの丘と言われる標高400メートルほどの小高い丘陵地があります。大きな面積を有するアロース・コルトン村は、ブルゴーニュでは珍しく、赤と白、両方の特級畑を持っています。
ここで造られる赤ワインが「コルトン」、白ワインは「コルトン・シャルルマーニュ」を名乗る事が出来ます。
モンラッシェ MONTRACHET
ロマネコンティより生産量が少ない白ワインの最高峰。フランスのみならず世界の白ワインの頂点とも言えるワインです。
ピュリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがって存在するこのモンラッシェ・グラン・クリュの周囲には、モンラッシェの名を冠する4つのグラン・クリュが広がっています。
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