Hard Seltzer(ハードセルツァー)とは、今アメリカで大ブームを巻き起こしているアルコール入り炭酸飲料です。日本でも以前から、クラフトビールのインポーターが輸入販売していましたが、2021年からは日本の大手メーカーも参入し、2022年度も新商品を発売したメーカーもあり、今後、日本でもブームとなるか注目されています。
ハードセルツァーは、暑い季節にピッタリの爽快感、みずみずしさが魅力。今夏、是非飲んでみて下さい!
ハードセルツァー(Hard Seltzer)とは?
「 Seltzer」とは「炭酸水」、「Hard」は一般的に「アルコール入り飲料」を意味し、これらの合成語となっています。
特にアメリカ西海岸でクラフトビール人気を超える勢いで大ブームとなっており、炭酸水のような感覚で飲める、すっきりとした味わいが人気です。
アルコール入り炭酸飲料というと「チューハイ」をイメージされますが、以下に違いをまとめました。
ハードセルツァー | チューハイ | |
---|---|---|
原料と製造方法 | サトウキビ(Cane Sugarケーンシュガー)の 糖分による発酵アルコール+フレーバー付けのフルーツ+炭酸水 | ウォッカや焼酎など香りのない蒸留酒にソフトドリンク+炭酸水 |
醸造分類 | 醸造酒 | 蒸留酒 |
アルコール度数 | 4-5%が主流 | 5-9%が主流 |
カロリー | 20-50kcalが主流 | 50~70kcalが主流 |
チューハイとの街は、個人的には飲み応えと飲みやすさだと思います。ハードセルツァーは、アルコール度数が低めで、すっきりしていてゴクゴクいける炭酸飲料という感じです。
人気の理由は?
ターゲット
ハードセルツァーは、果実などのフレーバーや低アルコール、低糖、低カロリーが特徴で、健康志向を背景に若年層をターゲットとして開発されている。
一方、チューハイは、機能性商品も増えているが、高アルコールのストロング系商品も多く、あくまで購入者の中心は中高年層の模様。
健康志向、ダイエット
ほとんどのハードセルツァーはアルコール度数が5%程度で、さらにはスッキリとしたシンプルな飲みやすい味わい。
アメリカ西海岸で特に人気が沸騰中で、カリフォルニア州だけで見ると524%の売上増、さらに絞ってカリフォルニア州にあるサンフランシスコとオークランドだけで見ると1年で791%の売上増という爆発的な人気!
人気が急上昇している理由は、アメリカの現在のライフスタイルやトレンドと繋がりがあるようです。
今アメリカでは「ヘルシー」がトレンドとなっていて、ヘルシーな食事を心がける人やジムやフィットなどに通い体を鍛える人がたくさんいます。
そのため、食べ物だけでなく飲み物に含まれる糖分やカロリーなども気にするようになり、低カロリーであるハードセルツァーに注目が集まったと言えます。
米国のお酒の流通事情
人気の理由のもう一つは、アメリカの流通制度(法律)にあります。
アメリカでは、州によりますが、アルコール度数によって販売ができるお店が限られています。
州によっては、低アルコールのビールはスーパーやコンビニでも買えますが、ワインやスピリッツのようなハイアルコールのドリンクはリカーショップのみでしか販売が許可されていない州があります。
ハードセルツァーはビールと同じ扱いになるため、気軽に購入が可能であるという点です。食料や日用品などのお買い物のついでに購入できるという点も人気の理由です。
【デコイ プレミアム ワイン】のハードセルツァー
ナパの名手ダックホーンのブランド「デコイdecoy」。2009年に開催されたオバマ大統領の就任式昼食会で提供されたことも話題となったワイナリーです。
デコイの醸造チームが手掛ける「プレミアム・セルツァー」は、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネなどワインをベースに天然フレーヴァーをペアリングさせた新しいスパークリングドリンク。
■産地:アメリカ、カリフォルニア
■品種:シャルドネ
■タイプ:スパークリング、白、辛口
シャルドネの香りを感じつつも、爽快さや引き締まった味わいです。エスニック料理やBBQなどにもおすすめです。
冷えたワインに、フレッシュなフルーツをキュっと絞って炭酸で割ったようなスッキリ爽快な飲み心地。
●シャルドネ ウィズ レモン&ジンジャー
●シャルドネ ウィズ クレメンタイン オレンジ
●ソーヴィニヨンブラン ウィズ ヴィブラント ライム
●ロゼ ウィズ ブラック チェリー
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