おっさんは、2013年に世界一周航空券を買い、旅に出ました。その途中、人生で初めて、南京虫にやられたのです。本当にエライ目にあいました。今回、おっさんが体験した実話をご紹介します。
実は、その後も一度やられています…。計二回もやられました。トコジラミ、英語ではベッドバグ(Bed Bug)などと呼ばれているようです。
小さな虫ですが、本当に恐ろしいヤツです!!
南京虫の恐怖。海外旅行では要注意!
南京虫とは?
トコジラミ、別名ナンキンムシと呼ばれ、ダンボールや家具の隙間などに隠れています。夜間這い出てきて、人のほか、ウサギを好んで吸血します。刺されると刺し口が2つとよく言われますが、1つのケースも多く見られます。刺されると激しいかゆみを伴い、個人差はありますが、発熱を引き起こす場合もあります。吸血されたうち大部分が糞(フン)として排出されるため、壁や柱、本などに黒褐色の汚点が残ります。トコジラミは明るい場所にあまり出てこないので、血の糞(フン)を発見したら、この害虫を疑ってください。
https://www.earth.jp/より引用
どこにいる(エリア)?
海外でもアジア各国だけでなくアメリカやヨーロッパでも幅をきかせているグローバルな害虫です。
最近は、日本国内全国どこにてもいて、最近は増加傾向であったようです。海外からの旅行者のスーツケースや手荷物等に隠れて持ち帰ってしまうケ-スが多く、都市部のホテルや旅館などに居ついて繁殖してしまったようです。
⇒コロナ禍で海外旅行者も減ったので流入は減っている可能性があると思いますが。
刺されるとどうなる?「かくれんぼ」が大得意!!
何が恐ろしいか?
- とにかく、かゆい!! ⇒蚊の十倍くらいかゆい。
- かゆさが2週間くらい持続する。
- 産卵数が多い上、繁殖力もすごい。
- 無吸血でも2~3ヵ月は生存が可能。
- なかなか退治できない。隠れるのが得意。
- 寒さにも強い。⇒冬でも出てくる。
思い出すだけで本当に恐怖です。
恐怖の体験記①カリブ海の島
きれいで清潔な宿でもヤツはいた…。
おっさんが初めてこの南京虫に出会ったのは、世界一周の旅の途中に立ち寄ったカリブ海の島でした。元々、この島に南京虫が生息していたわけではありません。旅人がどこかから連れてきたのです。
荷物の中や服などに隠れているので、気づかずに運び屋になってしまったわけです。おっさんが宿泊していたのは、メッチャ綺麗好き、掃除の得意な日本人女性が経営する宿でした。
その時、たった3泊しただけでしたが、見事にやられました。
痒くて、痒くてたまりません…。血が出るほど搔きむしってしまいます。ひどくなるのはわかっているのですが、掻くのを我慢できないほど痒いのです。
「こんな清潔な宿でも、やられる時はやられる」とこの宿で知り合った旅人が言っていました。このバックパッカーは、5-6年ずっと世界中を回っていて、日本にはその間一度も帰国していないという旅の達人でした。彼によると、「アジアやヨ-ロッパの安宿などで多く発生している」という話でした。
その後、おっさんは、この島を出て旅をつづけましたが、刺された跡がニキビ状になって、2週間ほど痒さが続きました。ずっと、ポリポリ掻いていました。
本当に「しぶといヤツ」
実はおっさん、この島がとても気に入り、世界一周旅行から日本に戻り、一か月ほどしてから、長期滞在するために、またこの島の同じ宿に戻ってきたのです。
まだ、「南京虫騒動」は続いていました。何人かの客が被害にあい、経営者がとても困っていました。専門業者に殺虫剤散布による駆除を依頼したり、色々と対策を施したらしいのですが、効果がなく、被害は続いていました。
経営者は、色々悩んだ結果、「宿を一週間ほど閉鎖して、リニューアル工事をして、徹底駆除をする」という思い切った措置に踏み切り、やっと改善されたようです。
すべての家具や家電も含めて一旦、建物から出して除虫作業、木製家具は隙間にいる可能性があるので、ペンキやニスを塗りなおし。といった大掛かりな工事の末、やっといなくなったようです。
恐怖の体験記②ヨ-ロッパ~日本
ヨーロッパから日本に南京虫のお持ち帰り!⇒最悪の事態が…
南京虫のことを調べると、色々なホームページには、以下のようなことが書いてあります。
「旅先でホテルなどの宿泊施設や飲食店から気付かずに持ち帰ってしまうこともあり、それがきっかけとなって一般家庭で繁殖してしまうことがありますので、気を付けましょう!」
な、なんと、おっさん、これをやってしまいました。
一番、アカンやつやん!!
そうなんです。気を付けていたつもりだったのですが…。
2019年の夏、おっさんは、優雅にヨーロッパを旅していました。一か月ほどの期間で、チェコ、オーストリア、ハンガリーなどを回った後、豪華クルーズ船でクロアチア、ギリシアなど、アドリア海の島や、イタリア各地を旅しました。
しかも、往復の飛行機は、エミレーツ航空ファーストクラス!!
このような優雅で、夢のような旅から、自分の住んでいる日本のマンションに南京虫を持ち帰ってしまい、地獄を見たのです。どこでやられたのかはわかりません。
この旅の後半で立ち寄ったブタペストの宿から持ち帰ったのではないかと疑っていますが、真相はわかりません。クル-ズ中に「痒いなー」と思ったこともありましたが、まさか、南京虫だとは思っていませんでした。
眠れない夜が続く
地獄を見たのは、日本に帰国してからでした。夜寝ていると、記憶のある「イヤな痒さ」に襲われました。
二週間ほどの間に、何度か刺されて、「ひどいダニがいる」と思っていました。この間、シーツや枕を洗濯しまくり、殺虫剤を部屋中にまき、バルサンも何度かやりました。
それでも何度か刺されたので、「これは、京南京虫の仕業。痒さもハンパない」とやっと気づき、色々と対策をインターネットで検索しました。市販のものを色々と試しましたが、効果がありませんでした。
結果、専門業者に頼むしかないかと思い始めていました。
ちょうどその時、昼間にソファーに座ってテレビを見ているときに、強烈な痒みに襲われました。
刺されたのです。昼間に刺されたのは初めてでした。
なんと、ヤツがソファーの上を悠々と歩いています。ティッシュでくるんでやっつけました。血がにじんでいました。
幸いにして、おっさんが持ち帰ったのは、一匹だけだったようで、繁殖はしていなかったようです。その一匹をやっつけてからは、今でも大丈夫です。卵をもったメスだったら、もっと大変だったことでしょう。まだ、ラッキーな方だったと思います。
強敵「やっかいなヤツ」への対策方法
旅行中の予防対策は?
・南京虫を見つけたら、すぐに部屋を変えてもらうように交渉しましょう。
・日本から防虫シーツや殺虫剤を持参する。⇒日本製が信頼できると思います。
持ち運びに便利なコンパクトなものも販売されています。
市販の対策品は?
ハエ、蚊用の対策商品では、効かないと思いますので、必ず南京虫(トコジラミ)用の使用をおすすめします。
①殺虫剤
②誘因トラップ
専門業者に依頼する ←これが一番オススメ!
まとめ
- 旅先では、なるべく清潔そうな宿を選ぶ。
- 安宿でなくても、運が悪いとやられる。⇒先客の服や荷物についてる可能性がある。
- 防虫シートや殺虫剤、かゆみ止めなど対策グッズを持っていく。
- ベッドやシーツをよく確認する。
- 荷物や服に入り込まれないよう、注意する。
- 最悪、持ち帰ってしまったら、早めに専門業者に依頼する。
旅人さん、十分に気を付けてください!!
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